《置き捨て小傘怨み節》歌词

[00:00:00] 置き捨て小傘怨み節 - 凋叶棕 (without leaf)

[00:00:29] 遥か昔か終ぞ昨日か

[00:00:37] 生まれも知らぬ

[00:00:39] 我が身なれども

[00:00:43] この胸の奥に宿る灯火は

[00:00:49] 嘗ての主を求めて

[00:01:06] 灯火一つ行き先照らす

[00:01:12] 道程遥かな旅路なれども

[00:01:17] 募る思いに心を焦らす

[00:01:23] こんなの苦にも

[00:01:25] なりゃせんと

[00:01:29] おぼろげな記憶

[00:01:32] さても恋しく

[00:01:35] あの手の温もりを

[00:01:38] どうかも一度

[00:01:41] あなたに抱かれた

[00:01:44] かつての場所へ

[00:01:46] 艱難辛苦を乗り越えて

[00:01:52] 提灯行灯

[00:01:55] 蛇の目揺らして

[00:01:58] 下駄の音響く先

[00:02:01] どこまでもあなた

[00:02:04] ああ愛おしきひとよ我が主

[00:02:10] 千里の果てより今参らんと

[00:02:16] 胸の火に焦がされ歩むこの道

[00:02:21] 主のもとへと続くこの恋路

[00:02:42] 見渡す限りの雨傘模様

[00:02:48] しとどさざめく連れ合いの中に

[00:02:53] あなたは独り肩を濡らして

[00:02:59] 雨の上がりを待つのでしょう

[00:03:05] 雨傘なんぞは主人に持たれ

[00:03:11] 雨に身晒すのが幸せだから

[00:03:17] わちきは必ずその手に戻り

[00:03:23] きっとこの身を捧げましょう

[00:03:28] 砂払い

[00:03:31] 片目隠して

[00:03:34] 下駄の音響く先

[00:03:37] いつまでもあなた

[00:03:40] ああ愛おしきひとよ我が主

[00:03:46] 袖振れ合うのはあなたですかと

[00:03:51] 胸の火に焦がされ探すこの道

[00:03:57] 主のもとへ続くこの恋路

[00:04:08] 雨にけぶる

[00:04:11] 懐かしき影

[00:04:13] その手には見知らぬ

[00:04:16] 女の姿

[00:04:19] ああ恨めしきひとよ我が主

[00:04:25] 燃える燃え上がる鬼火を胸に

[00:04:31] 行く先も分らぬ傘が独り

[00:04:37] 置き捨て小傘の怨み節