《嘘のすゝめ》歌词

[00:00:01] ねぇ、どうして、泣いているの？

[00:00:07] 何が、かなしくて、泣いているの？

[00:00:12] 嘘を吐かれて、傷つけられて。

[00:00:18] しゃくりあげながら、泣いているの？

[00:00:24] 自分の未来と夢を否定され、

[00:00:30] どうしようもなくなったその果てのこと？

[00:00:38] ねぇ、私にだって、どうしようもなくて。

[00:00:44] 泣きたいときだってあったんだよ。

[00:00:50] でも、私は自分で決めて、

[00:00:55] 「泣き虫」はやめたのよ。

[00:01:02] きっと、私も、そしてあんたも。

[00:01:07] 数え切れない嘘の一つに、躓いただけ。

[00:01:18] だけど、

[00:01:19] 何も言わないで。哀しい目を伏せて。

[00:01:26] 泣かないで、ねぇ。

[00:01:31] あんたが泣いていると、私だって、泣きたくなるから。

[00:01:38] ねぇ、笑っていてよ。

[00:01:42] ねぇ、嘘は、悪いことじゃないのよ。

[00:01:48] 自分を守るための手段なんだから。

[00:01:54] 人を幸せにすることだってできる筈だから。

[00:02:01] たとえ嘘でも、笑っていてよ。

[00:02:06] 自分のために、嘘をついて、

[00:02:11] 生きていこうよ？

[00:02:26] 自分にとって尊い何かを、傷つけられて生きていくより

[00:02:37] その身の限り、力の限り、精一杯抗おうと、

[00:02:49] 偽りを作り上げ、騙ること。(事実をゆだめて、騙ったとして)。

[00:02:54] それを誰が、どうして、貶せるのだろうか。

[00:03:05] だから、

[00:03:06] 何も言わないで。哀しい目を伏せて。

[00:03:13] 泣かないで、ねぇ。

[00:03:18] 明日に向かって、また歩いていくために

[00:03:25] ねぇ、笑っていてよ。

[00:03:29] ねぇ、嘘は、悪いことじゃないのよ。

[00:03:35] 幸せになるための手段なんだから。

[00:03:41] 嘘で幸せになることが出来る筈だから。

[00:03:48] たとえ嘘でも、笑っていてよ。

[00:03:53] 明日のために、嘘をついて、

[00:03:58] 進んでいこうよ？

[00:04:04] —わたしは務めを果たしただけなのに。

[00:04:10] 善きことをしたはずなのに。

[00:04:14] —どうして。

[00:04:15] あの人たちの視線は、わたしを、畏れていた。

[00:04:21] あの人たちの言葉は、わたしを、疎んでいた。

[00:04:27] 人ならぬモノを見るように。

[00:04:55] 皆が、

[00:04:56] 嘘を吐きながら、「真実」を捻じ曲げ、

[00:05:02] 幸せになるなら。

[00:05:08] あんたも、やればいい。

[00:05:10] 思いっきり、嘘を吐けばいい。

[00:05:15] だからもう、泣かないで、泣かないで…

[00:05:19] 何も言わないで。哀しい目を伏せて。

[00:05:26] 泣かないで、ねぇ。

[00:05:31] あんたが泣いていると、私だって、泣きたくなるから。

[00:05:38] ねぇ、笑っていてよ。

[00:05:42] わたしたちが歩いていくこの道が、

[00:05:48] 歪みきってたとしても、進むしかないなら。

[00:05:54] 嘘にまみれたって、生きていく道を選んでも、

[00:06:01] わたしには、それでもいいんだ。

[00:06:06] 精一杯の、笑顔を、見せてよ。

[00:06:11] …嘘でも、いいから。