《蛹》歌词

[00:00:00] 蛹 - あさき (asaki)

[00:00:26] 詞：あさき

[00:00:53] 曲：あさき

[00:01:19] 尾のない赤い目をした

[00:01:22] 小犬が彼に問う

[00:01:24] 『お月さまが

[00:01:25] 照らしてくれた秘密』

[00:01:27] 「それは羽かしらん?」と

[00:01:29] ほうき星に導かれて

[00:01:32] ここまで来たんだと

[00:01:35] くぅるり まわる 風車は折れた

[00:02:25] 人肌恋しい

[00:02:27] 恐れのお山で僕は

[00:02:30] 産声をあげました

[00:02:33] カタカタ 風と風車

[00:02:36] 調律はお好みで

[00:02:40] 母様は音の無い人で

[00:02:44] 泣けども 泣けども

[00:02:46] 爪かじり 飛びまわっていた

[00:02:49] 『帰依』だとおっしゃっていた

[00:02:52] 「残月にお祈り」

[00:02:53] 「寄らば大樹の陰だね」

[00:02:56] 「そう誰よりもずっと

[00:02:58] 優しくされたいのでしょう」

[00:03:01] ラ～ララ～と貴方は言う

[00:03:03] 舌を回しながら

[00:03:05] 千の目が恐くて

[00:03:08] 泣きながら月にお祈りした

[00:04:08] 「綺麗ナー」と

[00:04:09] 母は見てくれた

[00:04:12] ひらひら ひらひら 千枚羽

[00:04:14] 相も変わらず唄を歌う

[00:04:18] 音がないね 母様

[00:04:22] 震える銀の波

[00:04:25] 祈り 願いの代償

[00:04:28] ズルリと頭から伸びていく

[00:04:31] 母は笑っていた

[00:04:33] ああ 風車はからんからんと音を

[00:04:36] たてて流れていく

[00:04:38] 流れていく

[00:04:40] 微笑みだけを残して

[00:04:43] 赤い空の窓に

[00:04:45] 消えていく母を呼ぶ

[00:04:48] 唄を歌った 咽がかれるほど

[00:04:52] 幼き歌声をのせた 月の雫は

[00:04:57] 降り注ぐ光のおびに

[00:05:00] 溶けて星になる

[00:05:02] つよく ねえ そう

[00:05:03] 高く背伸びしたよ お月さま

[00:05:08] 空へと落ちていく