《蛍》歌词

[00:00:00] 蛍 - あさき (asaki)

[00:00:11] 詞：あさき

[00:00:23] 曲：あさき

[00:00:34] 坂を登り 開く広々と

[00:00:42] 穂波が揺れて 猶予う

[00:00:47] 金色の押し黙る

[00:00:52] 人が影 置き去りに 手招く

[00:01:00] 遮った川は深く

[00:01:05] 水分りの指先抜け

[00:01:10] 溶ける

[00:01:27] 夢からさめて 並み居る川門

[00:01:36] ひとつ選び 扉めくると

[00:01:40] 砂に崩れた

[00:01:46] 七彩光り 枯れ木に刺さり燃えた

[00:01:54] 彷徨う水鶏 群になり岨に飛ぶ

[00:02:03] 辿り着いた 影は瞬く光を抱く

[00:02:10] 漣は稲穂

[00:02:11] 背押されて森に消えた

[00:02:15] 彼方に光 見え隠れ

[00:02:19] 暗闇で探す足跡

[00:02:21] 照らすものに集う

[00:02:25] 小さく求めあい

[00:02:30] 潦 歪んでは細濁り

[00:02:36] 絶え間無く

[00:03:36] ああ 今さら

[00:03:40] 昇る光見て胸を裂く

[00:03:45] 小さな影と 背負うもの

[00:03:51] 噤み行く

[00:03:54] 歪み裂ける虹と

[00:03:58] 隠沼落ちた夢と 冷光

[00:04:01] 掠めて遠く!

[00:04:03] ひらひらと光重なって

[00:04:07] 架け橋になる

[00:04:09] 流れ深き森避けて

[00:04:12] 水に影短くして在る

[00:04:15] それぞれの夜明けを待つ

[00:04:19] ひとつ増え ひとつ消え

[00:04:21] 誰が為に行き

[00:04:22] 誰が為に渡す重きか

[00:04:26] 七彩に問う 身を焦がす

[00:04:30] 橋を渡る人々に叫ぶが返答無く

[00:04:36] 手招きして溶けた

[00:04:41] 坂を登る その先に

[00:04:47] 穂波が光っている

[00:04:52] 今も 変わらず 今も

[00:05:01] 増えて 消えて 光っている