《組曲「義経」~夢魔炎上》歌词

[00:00:00] 陰陽座 - 組曲「義経」～夢魔炎上

[00:01:25] 作詞：瞬火

[00:01:27] 作曲：瞬火

[00:01:29] ★ VAN制作

[00:01:33] 剥き出しの骨を

[00:01:38] 爪で つと掻き裂く

[00:01:43] 虚ろなる病みの

[00:01:48] 睡り醒ます様に

[00:01:55] 抑えられない

[00:02:00] 欺瞞の棘が

[00:02:05] 此の身を刺す

[00:02:07] 謀を 張り巡らして

[00:02:39] 世に仇なすのが悪

[00:02:44] 其れを誅するが正義

[00:02:49] 有事には再び

[00:02:50] その天地が返り

[00:02:54] 畢竟、私は今、悪か

[00:02:59] 何かを果たし乍ら

[00:03:04] 誰かに疎まれ

[00:03:09] 叫びは返す返す

[00:03:15] 明かりを 探し求めて

[00:03:24] 望みは漂うだけ

[00:03:33] 凍える

[00:03:35] 哭が今消えゆく

[00:03:40] 風に千切れて

[00:04:38] 無明の睡りに

[00:04:41] 疲れ 迷い 誰そ彼る

[00:04:46] 失意の韜晦

[00:04:50] 冥き星を数えて

[00:04:54] 盞に浮かぶ花弁

[00:04:58] 深い闇に揺蕩う

[00:05:02] 胸に宿る火の鳥は

[00:05:06] 何時の日か雁になる

[00:06:08] 柘榴になり果てる

[00:06:10] 己の頭に

[00:06:13] 群がる埋葬虫は

[00:06:15] 兄の面をしている

[00:06:18] 殺めた数だけ

[00:06:20] 愛を手に入れると

[00:06:28] 無間の奈落も

[00:06:31] 一躍に跳べると

[00:06:38] 髑髏に口付ける

[00:06:41] 虚栄の猿は

[00:06:43] そ知らぬ素振りで

[00:06:46] 誰が為に唄う

[00:06:48] 殺めた数だけ

[00:06:51] 穢に塗れていると

[00:06:58] 無間の奈落に

[00:07:01] 真逆に呑まれると

[00:07:08] 嗚呼徒に

[00:07:13] 一縷の陽を求めても

[00:07:18] 嗚呼一向に

[00:07:23] 異郷の地に

[00:07:26] 転びて落ちる

[00:08:08] 渾ては渾ては

[00:08:10] 一族の名を賭して

[00:08:14] 渾ては渾ては

[00:08:16] 亡き御父君の誇りを賭して

[00:08:22] 犯した不文律も

[00:08:24] 罪科も

[00:08:25] 殺めた命さえも

[00:08:29] あなたと新しい時代の

[00:08:31] 理想郷の為だというのに

[00:08:35] もうよい、黙れ

[00:08:38] 詭弁を弄すな

[00:08:40] 政れぬ虎よ

[00:08:43] 我は今、

[00:08:44] 汝という夢魔を

[00:08:47] 燃やす

[00:09:03] 振り仰いだ

[00:09:05] 鈍色の空に

[00:09:10] 刻が夜を連れてくる

[00:09:18] 激よと交わす言葉も

[00:09:24] 明る色を失ってゆく

[00:09:32] もう逃れられぬなら

[00:09:36] 此処で果てるとも

[00:09:39] 只其れで此以上

[00:09:42] 離れないのなら

[00:09:46] 抱き寄せて

[00:09:48] 抱き締めて

[00:09:50] 抱き留めて もう一度

[00:09:53] 束の間の別離でも

[00:09:57] 曇らさぬ様に

[00:10:00] 愛されぬ相舞えぬ

[00:10:04] 相生えぬ もう二度と

[00:10:08] 惑う夢の中に彷徨う

[00:10:13] 声にならぬ嗚咽を

[00:10:17] 白い雪が嗤う

[00:10:24] 抜け抜けと舞いおって

[00:10:27] 命乞いのつもりか

[00:10:29] されど子は別じゃ

[00:10:32] 後の憂いとなろう

[00:10:35] 殺してしまえ

[00:10:39] 何故このような

[00:10:41] 惨い仕打ちを

[00:10:44] 己が命を取られた方が

[00:10:46] 増しで御座います

[00:10:52] ああこの子だけは

[00:10:54] あの人に抱いて欲しかった

[00:10:56] お許し下さい

[00:10:57] もう逢えませぬ

[00:11:42] 望みは漂うだけ

[00:11:50] 傲れる

[00:11:52] 嶺が今 移ろうまで

[00:12:01] 其処に降る雨は

[00:12:06] 躊躇うだけ 凍える

[00:12:13] 哭が今消えゆく

[00:12:19] 風に千切れて

[00:12:48] ★ VAN制作

[00:13:40] おわり

[00:13:40] おわり