《孵化》歌词

[00:00:00] 作词 : 渡井翔汰

[00:00:01] 何を求めるわけでもなく

[00:00:07] 孵化するその日を待ち侘びている

[00:00:13] どうやら自分には

[00:00:16] 羽根がないと知って

[00:00:19] それでも空に焦がれ鳴いている

[00:00:25] 嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に

[00:00:32] その向こうの景色が見たい

[00:01:01] 腫れた目蓋で朝日を待つ

[00:01:07] 直ぐにでもこの喉を潰して欲しい

[00:01:13] 溢れた滴の

[00:01:16] その中に そっと

[00:01:20] 紛れ込んだ核心に気付かぬまま

[00:01:29] 日々の隙間を縫い合わせて

[00:01:35] その日がくるまで話をしよう

[00:01:41] 浅ましい過ちも

[00:01:44] 崩れるほど重ねた嘘も

[00:01:49] 繋いで傷口に触れよう

[00:01:53] 隠したその手首に触れるよ

[00:02:01] 薄らいで行く意識の壁に凭れて

[00:02:08] やがて迎える夜に怯えた

[00:02:14] カーテン越しのくたびれた街で

[00:02:19] あなたの横顔を捜している

[00:02:51] 日々の隙間を縫い合わせて

[00:02:57] その日がくるまで話をしよう

[00:03:06] 決して裏切ることなく夜を越えるよ

[00:03:13] 逸れた群れには手を振ってやろう

[00:03:19] 繋いだ傷口が

[00:03:22] 芽を伸ばし痛む朝が来ても

[00:03:27] 別れを告げるべきではないな

[00:03:32] 暮れゆく空の向こう

[00:03:36] 羽根が無いなら歩いて行けるよ

[00:03:40] 躓く痛みを知るだろう

[00:03:44] 溢れたその滴の意味を

[00:04:44] 嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に

[00:04:51] その向こうの景色が見たい

[00:04:57] 孵化した心で 君に触れたい