《お島千太郎》歌词

[00:00:00] お島千太郎 - 島津亜矢 (しまづ あや)

[00:00:09] 詞：石本美由起

[00:00:19] 曲：古賀政男

[00:00:29] 花はさいても他国の春は

[00:00:43] どこか淋しい山や川

[00:00:57] 旅の役者と流れる雲は

[00:01:10] 風の吹きよで泣けもする

[00:01:30] お島さん

[00:01:32] もう若旦那若旦那と

[00:01:34] 呼ぶのはよしてくんな

[00:01:36] 今の俺らは

[00:01:38] 檜屋の若旦那でも

[00:01:39] 千太郎でもありゃし

[00:01:42] 追手の目をくらます

[00:01:43] 十蔵一座の旅役者

[00:01:48] 見よう見真似の俄か役者が

[00:01:50] 化けの皮を

[00:01:51] はがされずに

[00:01:51] ここまで

[00:01:52] 逃げおうせたのは

[00:01:54] お島さん

[00:01:57] みんな

[00:01:59] お前さんのおかげだよ

[00:02:09] 渡り鳥さえ一緒に飛べる

[00:02:23] 連れがなければ辛かろに

[00:02:37] 口でけなしてこころでほめて

[00:02:51] お島千太郎旅すがた

[00:03:10] お島お前の真心は

[00:03:13] 誰よりも俺らが

[00:03:15] 一番身にしみている

[00:03:19] 口には出して云わねえが

[00:03:21] 心の中じゃ何時だって

[00:03:23] 手を合わせて礼を

[00:03:24] 云っているんだ

[00:03:27] こんなに苦しい思いをしながら

[00:03:30] どうして

[00:03:31] 俺らにつくしてくれるのかと

[00:03:33] 不思議に思う時もある

[00:03:36] だが故郷へ帰って

[00:03:38] 檜屋の看板をあげたら

[00:03:41] その時はお島

[00:03:44] 旅芸人の足を洗って

[00:03:48] 俺らの世話女房に

[00:04:00] 人の心と草鞋の紐は

[00:04:13] 解くも結ぶも胸次第

[00:04:27] 苦労分けあう旅空夜空

[00:04:41] 月も見とれる夫婦笠