《砂乃性》歌词

[00:00:00] Sand Saga - Shing02 (安念真吾)

[00:00:30] 人は人を通じてのみ

[00:00:31] 人に成り得る

[00:00:33] だから一人では

[00:00:34] 生きて行けぬ

[00:00:35] 人の瞳に宿る性

[00:00:37] 是満たさずして頭は霧の中

[00:00:40] 母のお腹の中から

[00:00:41] 墓に眠るまでの旅路の

[00:00:43] 道程の果無さよ

[00:00:45] 誰もが探す性流石に

[00:00:47] 変わる時の細波に触れる血潮

[00:00:50] 一粒の砂に木目細かく

[00:00:52] 決められた形

[00:00:53] 秘められた命

[00:00:55] 遡れば全て同じ巌から

[00:00:58] 彫り刻まれた

[00:00:59] 摩可不可思議よ

[00:01:00] 悪しきも良しも織り混ざる

[00:01:02] 世の中歩けば

[00:01:03] 魔がさす者もありき

[00:01:05] 誰の胸も変わらず是然り

[00:01:07] 息吹ある限り久遠の響き

[00:01:50] 人は人を通じて心を解り得る

[00:01:52] だから一人では全て学べぬ

[00:01:55] 人の言葉に宿る性

[00:01:57] 是聴かずして首は砂の中

[00:02:00] 生身の体から

[00:02:01] 放たれる裸の音霊

[00:02:03] 愛まなを語る眼差し

[00:02:05] 誰もが求む安らぎの割に

[00:02:07] 先に品定めする人の値打ちよ

[00:02:10] 一夜にして築き上げる

[00:02:12] 砂の城は一夜にして

[00:02:14] 崩れ落ちる

[00:02:15] 逆さかを言えば日夜に

[00:02:17] 漬け手塩にかければ

[00:02:18] 何事も成せば成る

[00:02:20] 花の色は悪戯に

[00:02:22] 移り人のイロハ巧みに

[00:02:24] 捕らえる比喩

[00:02:25] 八千代に散りぬるを

[00:02:27] 狂おしいまでに

[00:02:28] 咲き誇り土埃に消ゆ

[00:02:40] 祇園精舎の鐘の音

[00:02:42] 諸行無常の響きあり

[00:02:45] 沙羅双樹の花の色

[00:02:47] 盛者必衰の理を表す

[00:02:50] 奢れる者久しからず

[00:02:52] 唯春の夜の夢の如し

[00:02:55] 猛き者も終には滅びぬ

[00:02:57] 偏に風の前の塵に同じ