《カーテンコール》歌词

[00:00:00] 12人しかいない安い芝居小屋で

[00:00:05] 役者は汗をかいて必死に演じてる

[00:00:10] 何度もかみながら何度もやり直す

[00:00:15] 照明なんてない 暗い晴れ舞台

[00:00:20] カーテンコール - BITE THE LUNG

[00:00:23] 作詞：遠藤満

[00:00:24] 作曲：遠藤満

[00:00:30] 退屈そうな客 『早く終わらないか』

[00:00:36] 催促している冷酷な視線

[00:00:40] それでも奴は目をそらさずに誠心誠意の演技

[00:00:45] 目つきひとつで存在の放棄なんてしたくない

[00:00:50] 誰にも奪われたくない

[00:00:53] 『いつかはそこにある階段を昇って、

[00:00:58] 完璧な姿で生きていきたいんだ!

[00:01:03] たくさんの余裕を持って…』

[00:01:16] 役になりきろうと台詞を丸暗記

[00:01:21] 髪も伸ばして必死になりきった

[00:01:26] 人あたりが悪い奴なので誰とも口をきかずに

[00:01:31] 塞がってばかりいたら

[00:01:33] 大事な人が離れていっても気づけなかった

[00:01:39] 『客観的にみて価値はないけれども、

[00:01:44] 僕が存在する理由がそこにあり

[00:01:48] そこでしか意味をなさないから』

[00:02:18] 『やがて視界をさえぎっていく幕を

[00:02:23] ずっと見届けてすべてが終わって

[00:02:28] カラの客席におりてみた

[00:02:31] なんだかそこにあったものが怖くて仕方がなかった

[00:02:37] 現実と夢をはっきり区切ってたような気がしたんだ』

[00:02:43] そして奴はひとりきりでカーテンコールをする

[00:02:47] そこから見えたものは等身の自分

[00:02:50] 何もない景色 見守っていたのは13人目の客

[00:02:56] 離れていった大事な人だ

[00:03:00] 『夢を見せるのが僕の生きがいだよ

[00:03:05] 夢を与えて君といたかった

[00:03:10] 余裕をもつために役に没頭して

[00:03:15] カーテンコールまでやっと辿りついた

[00:03:21] でも一人になってはじめて気づいたよ

[00:03:25] 存在だけなのにやたらと不自然だ』

[00:03:30] 影は光になって

[00:03:33] 辺りを照らして カーテンは下りた

[00:03:46] おわり