《眼にて云う》歌词

[00:00:00] 眼にて云う - 山本耀司 (Yohji Yamamoto)

[00:00:08] 词：宮沢賢治

[00:00:16] 曲：高橋信之

[00:00:24] だめでしょうとまりませんな

[00:00:32] がぶがぶ湧いているですからな

[00:00:40] ゆべからねむらず血もで

[00:00:44] つづけるもんですから

[00:00:47] そこらは青くしんしんとして

[00:00:51] どうも間もなく死にそうです

[00:00:58] けれどもなんといい風でしょう

[00:01:04] もう晴明が近いので

[00:01:08] あんなに青空から

[00:01:10] もりあがって湧くように

[00:01:12] きれいな風が来るですな

[00:01:16] もみじの若芽と毛のような花に

[00:01:20] 秋草のような波を立て

[00:01:23] 焼け跡のある藺草のむしろも

[00:01:27] 青いです

[00:01:45] あなたは医学会の

[00:01:49] お帰りか何かは判りませんが

[00:01:54] 黒いフロックコートを召して

[00:01:57] こんなに本気にいろいろ

[00:02:00] 手あてもしていただけば

[00:02:05] これで死んでも

[00:02:07] まずは文句もありません

[00:02:12] 血が出ているにかかわらず

[00:02:16] こんなにのんきで苦しくないのは

[00:02:20] 魂魄なかばからだを

[00:02:23] はなれたのですかな

[00:02:27] ただどうも血のために

[00:02:31] それを云えないがひどいです

[00:02:37] あなたの方から見たら

[00:02:41] ずいぶん

[00:02:42] さんたんたるけしきでしょうが

[00:02:44] わたくしから見えるのは

[00:02:48] やっぱりきれいな青空と

[00:02:52] すきとおった風ばかりです