《禁書》歌词

[00:00:00] 禁书 - 群星

[00:00:07] 詞：宝野アリカ

[00:00:14] 曲：片倉三起也

[00:00:21] 夜毎にわたしの洋墨は垂れる

[00:00:28] 人生を綴る羊皮紙の上に

[00:00:35] それなり甘美な筋書き

[00:00:43] それでも書棚に積み上げられた

[00:00:50] 古今東西本の中

[00:00:55] あなたの小説ひとつに

[00:01:02] 及ばない

[00:01:05] 活字貪り生きられればいい

[00:01:09] 扉開けるように次の表紙を

[00:01:12] また開く

[00:01:16] 現など捨てて行く

[00:01:20] ここは崇拝図書館

[00:01:24] 神々しく気の触れた

[00:01:26] その右手のペン先が

[00:01:30] わたしの脳に物語を

[00:01:32] 認めてく官能

[00:01:35] ああどうか躰を裂き

[00:01:39] じかに美しい妄想

[00:01:44] 注いでください

[00:01:46] 失神するまで

[00:02:03] 叡智は閃光と暗澹湛え

[00:02:10] 熟成されながら言葉に宿る

[00:02:18] 悪魔と天上の爛酔

[00:02:25] 他に何もわたしはいらない

[00:02:29] あなたの世界へと飛べる

[00:02:31] 想像力あれば

[00:02:36] 命かけ読み耽る

[00:02:40] ここは終身図書館

[00:02:44] 見目麗しく

[00:02:46] 並び語られる文字は音楽

[00:02:50] 瞼も胸も捲られてく目眩く幻覚

[00:02:55] もうどうかこの魂

[00:03:00] 潰れるくらい凄絶な

[00:03:04] たった一度きりの

[00:03:07] 結末をください

[00:03:36] 奇なる事実より奇な

[00:03:40] ここは禁断図書館

[00:03:44] わたしが死んだ後は

[00:03:47] 青褪めた皮膚を剥ぎとり

[00:03:50] 鞣して縫い合わせて

[00:03:52] 装丁に飾ってほしい

[00:03:56] 時の黴纏いつつ

[00:03:59] 世界に唯一の私家版

[00:04:04] 誰かが手に取るまで

[00:04:07] 息を潜める

[00:04:14] わたしこそ

[00:04:16] あなたの描いた妄想