《L’ultimo Amante　-La terra-》歌词

[00:00:00] L'ultimo amante -La terra - ASK

[00:00:01] 君と誓った言葉ふと思い出す

[00:00:09] 死がふたりを別つまで側にいる

[00:00:16] そんな誓いは大気圏内の話さ

[00:00:25] あのときロケットは時間枠を超え

[00:00:32] 君を月へ帰した

[00:00:52] ぬくもりのない街を歩く

[00:01:00] ため息さえ響く世界には

[00:01:08] 人の影なんて探してもなくて

[00:01:16] 空飛ぶ鳥の鳴き声が嬉しい

[00:01:24] 灰色の雲は切れない

[00:01:28] ぼんやり光るロケット

[00:01:31] かじる林檎に落ちたのは

[00:01:35] 雨じゃない雫

[00:01:41] かすかな寝息を立てて眠る

[00:01:49] 君らは本当に幸せなのかい

[00:01:56] 嗚呼

[00:01:57] 眠ったら二度と目覚めないなんて

[00:02:05] まるで童話に出てくるお姫様だ

[00:02:12] ねえ誰か目を開けて

[00:02:24] 椛が色付き始めた頃

[00:02:32] 僕以外の誰もが静かで

[00:02:40] 太陽の光も寂しいもので

[00:02:48] 君の声も耳を離れ始めた

[00:02:56] 灰色の雲は切れない

[00:03:00] 朧月も青白く

[00:03:03] 柘榴の実に落ちるのは

[00:03:07] 黒い雨と雫

[00:03:13] 真っ赤な夕暮れ

[00:03:19] それはきっと最後の太陽

[00:03:28] いまはもう群青の空

[00:03:34] 「おやすみ」と誰かの声が

[00:03:38] 地平線の下から聞こえた気がした

[00:03:48] ねえほら

[00:03:50] もうすぐ満月がやってくる

[00:03:56] 君は相変わらず今も

[00:04:00] 泣き虫なのかい

[00:04:03] 嗚呼また綺麗な天体の光だ

[00:04:12] 昔はかぐや姫の故郷だったのに

[00:04:19] 今は君の住む星

[00:04:23] 秋の満月から落ちてくる光

[00:04:31] たまらず駆け寄ると

[00:04:34] そこには白いロケット

[00:04:39] 嗚呼

[00:04:39] 君は相変わらずの泣き虫なんだね

[00:04:47] 「ただいま」「おかえりなさい」

[00:04:50] そして「ごめんなさい」

[00:04:54] 「ありがとう」「愛してる」