《洞源奇章》歌词

[00:00:00] 洞源奇章 - Tim Savage

[00:00:55] 薄雲明ける刻に咲いた朝顔

[00:01:04] 少女は清き水に足を浸して

[00:01:33] 去りゆく胡蝶見やりて

[00:01:38] 帯を揺らし

[00:01:42] 揺れ落つ露滴をその身に受ける

[00:01:52] 指折り数えて祈った

[00:01:56] ここから這い出せるように

[00:02:01] 幼き悲しき想いは

[00:02:06] 時を越えてやがて消える

[00:02:14] 夕霧霞む闇に漂う蛍

[00:02:23] 静かに羽を燃やし歌う鈴虫

[00:02:32] 浮かべた灯篭には蜻蛉が舞い

[00:02:41] 横笛木霊する謳闇を照らす

[00:02:51] 風に揺らされた鬼火は

[00:02:55] わたしの命の灯火

[00:03:00] 澪標を頼り歩く

[00:03:05] 彷徨うは夢浮橋

[00:03:10] 回る回る風車の

[00:03:14] 憧れた花の散る里

[00:03:19] 夜露の踊りし水面に

[00:03:24] たゆたうは空の浮船

[00:03:55] 薄雲明ける刻に咲いた夕顔

[00:04:04] 心に咲いた其れはまるで宿木

[00:04:14] 幾年も前に見捨てた

[00:04:18] 手に触れられない空蝉

[00:04:23] 明日の明日のまた明日にも

[00:04:28] 迎えの明石はないまま

[00:04:33] 正答などない絵合

[00:04:37] それさえも今は幸せ

[00:04:42] 虚ろな篝火吹き消し

[00:04:47] 信じればここが花宴

[00:04:52] 憎くてそれでも愛しい

[00:04:56] わたしの生まれたこの場所

[00:05:01] 風に揺らされた鬼火と

[00:05:06] 水の音だけあればいい

[00:05:15] 彷徨うは夢浮橋