《蜻蛉》歌词

[00:00:00] 馬鹿な私をはじめ、この島に生まれ住む人は生かされてるとも知らず、

[00:00:16] すぐ「独り」と言いたがる。

[00:00:22] 水を求めるように誰かの蜜を、枯れない海のように、

[00:00:37] 途絶えない日をくれよ…

[00:00:45] 生き急ぐ私は、「空」のようなスピードの時代を

[00:00:58] 擦り減らすその手を止めたいだけ。

[00:01:05] イカレタ話だと笑うでしょう? それでもみずから朝を積む。

[00:01:27] 神の思いを軸に働くのがそう、「人」ならば、

[00:01:38] 捨て駒になるまいともがく私は今――短く

[00:01:49] 役立たずなこの触覚で、何かを探しだすのに

[00:02:04] 必死で生きる…

[00:02:10] 我が儘な私は、「怖い」だけの言い訳で自分を

[00:02:23] 擦り減らす「時間」を憎んでしまう。

[00:02:30] イカレタ話だと笑うでしょう? それでもおのずと朝を詰む。

[00:02:41] 咲き乱れた花の命も、僅かな時を彩るため。

[00:03:02] やれ落ちる陽もまた美しい色、「生きてる」

[00:03:13] 生き急ぐ私は、「空」のようなスピードの時代を

[00:03:27] 擦り減らすその手を止めたいだけ。

[00:03:34] 非力すぎる私は、黒い闇に覆われた街に星がないことに不安を抱く。

[00:03:55] イカレタ現実と笑うでしょう? それでもここで生きている。

[00:04:05] 明日には何か変わるでしょう? だからまたこうやって朝を摘む…