《花束~最后の汽笛~》歌词

[00:00:00] 花束~最後の汽笛~ - 谷村新司 (たにむら しんじ)

[00:00:06] 詞：谷村新司

[00:00:13] 曲：谷村新司

[00:00:20] 今汽笛を鳴らし

[00:00:24] 最後の汽車が走る

[00:00:29] 汗とすすにまみれ走り

[00:00:34] 続けてきた

[00:00:37] 機関士がいた

[00:00:44] 娘は19

[00:00:47] 春になれば

[00:00:49] 花嫁になってしまう

[00:00:53] それが

[00:00:53] 辛くもあり嬉しくもある

[00:00:59] そんな父親だった

[00:01:09] この駅のはずれで

[00:01:13] 泣いてた子供達も

[00:01:18] 成人式を終えて

[00:01:23] 都会へと出て

[00:01:26] 行って戻らない

[00:01:33] ルリ色の海

[00:01:35] 右手に拡がり通り

[00:01:39] すぎる踏切はかつて

[00:01:43] 妻の手を引いて家を

[00:01:47] 出た想い出のあの場所

[00:01:58] 昨日の夜のこと

[00:02:02] 娘がぽつりつぶやいた

[00:02:08] 彼の望んでる都会へ

[00:02:12] 私もついて行きたい

[00:02:17] “お願い”

[00:02:22] “いいよ”

[00:02:23] と陽気に言っはみたが

[00:02:27] 思い出は消せるどころか

[00:02:31] 飲めない酒を

[00:02:34] 浴びるほど飲み

[00:02:37] 天井を見つめて泣いた

[00:02:47] この汽車が最後の駅

[00:02:51] に着いたその時には

[00:02:56] 私の人生の仕事は

[00:03:03] すべて終ってしまう

[00:03:11] 楽しい日々をくれた

[00:03:14] 娘に精一杯の思いを込めて

[00:03:21] すすで汚れたこの手で今

[00:03:26] 最後の汽笛を贈ろう

[00:03:36] ララ……　ララ……

[00:04:21] 汽車が着いた駅の

[00:04:26] 古びた柱の影に

[00:04:33] 人垣をさけながら立た

[00:04:39] ずむ白髪まじりの妻がいた

[00:04:52] 頬をつたわる涙ぬぐわず

[00:04:58] 白い花束をかかえて

[00:05:03] 声にはならないけれど

[00:05:08] かすかに唇が動いた

[00:05:20] “ごくろうさま”

[00:05:23] ララ……　ララ……