《雨》歌词

[00:00:08] 雨が降ってきた　まるで　ぼくが流す　汚れた　涙を

[00:00:13] この世界から　もみ消すかのように　雨が降った

[00:00:17] ぼくは　自分が　泣いているのかどうかすら

[00:00:19] わからなくなった　どうでもよくなった

[00:00:23] これも　神の仕業なのだろうか?

[00:00:26] ならば　もう　悲しみを　抱く　権利すら　失ったらしい

[00:00:31] ねぇ　泣いてるの?　わたしは　泣いてるよ　多分　一緒だね

[00:00:39] 木を隠すなら　森ってことかな

[00:00:42] 誰も　わたしたちの涙に　気付かない

[00:00:45] いや　わたしたちに　気付かない

[00:00:49] もしかしたら　世界が　こんな　意味のない　出逢いを

[00:00:52] 蔵匿してくれてるのかな

[00:00:55] 神様って　結構　やさしいのかもね

[00:00:58] お互いのことなんて　なにも知らないけど

[00:01:01] 今は　ただ　誰か　そばにいてほしかったんだ

[00:01:07] 今は　ただ

[00:01:31] たとえば　ぼくの　命の中に　芽生えた　この　希望が

[00:01:40] 世界のありとあらゆる場所で　有害とされたなら

[00:01:48] なぜ　ぼくは　生まれたんだろう

[00:01:58] たとえば　わたしの　血液中を　流れゆく　この　愛が

[00:02:07] 他の　誰かの　命の中に　悲しみを　生むのなら

[00:02:15] いっそ　もう　絶やすべきなの

[00:02:24] ねぇ　どこで　間違えたのだろう

[00:02:33] あぁ　はじめから　決まっていたの

[00:02:42] ねぇ　息をするよ　聴こえるよ

[00:02:47] 見つめてるよ　触れているよ

[00:02:51] この　世界に　生まれたこと　間違いでも

[00:02:58] 生きているよ　感じるよ

[00:03:03] まだ　ぼくらは　温かいよ

[00:03:07] せめて　雨が　止むまでは

[00:03:11] ねぇ　神様　許してよ

[00:03:33] いつしか　善と悪　光と影　愛と憎しみ　さえも

[00:03:42] 全て　ボーダーレスに　変わり果てて　心を失くしていた

[00:03:50] もう　戻れない場所まで　たどり着いてしまったんだ

[00:03:59] ねぇ　命は　ほら　動いてるよ

[00:04:05] いま　確かに　動いてるよ

[00:04:09] この　世界で　生きてること　間違いでも

[00:04:16] 求め合うよ　惹かれるよ

[00:04:20] まだ　ぼくらは　温かいよ

[00:04:25] せめて　雨が　止むまでは

[00:04:28] ねぇ　神様　許してよ

[00:04:35] どうして　悲しみ　は　悲しみと　引かれ合うのだろうか

[00:04:39] なぜ　悪　は　悪　を　引き寄せるのだろうか

[00:04:42] 毒で毒を制したって

[00:04:44] 血で血を洗ったって

[00:04:45] 暗澹とした　青写真しか　描けない

[00:04:48] 惨憺とした　明日しか　臨めないよ

[00:04:51] 電力さえ　磁力さえ　同属を嫌悪するというのに

[00:04:55] なぜ　人は　同じように創造されなかったの

[00:04:59] 砂時計型をした幸福ピラミッドは　時を刻み

[00:05:02] やがて　全ての粒砂が　流れ落ちてしまうのかな　あ〜あ

[00:05:09] 切断したはずの両足が痛むのではなく

[00:05:10] （あぁ　こんなにも　こんなにも　愛しているよ）

[00:05:12] ここに存在するはずの臓器が機能していないような感覚

[00:05:15] 五体満足であるはずなのに

[00:05:17] いつもどこかが満たされていない矛盾

[00:05:20] 所詮　衰弱し切った神経を鋭敏に研ぎ澄ましたところで

[00:05:21] （探しても　探しても　理由なんてさ）

[00:05:24] 不可逆成長をした自分を

[00:05:25] 取り戻すことなんて　もう出来ないことは　わかっているんだ

[00:05:30] （わかんないけど）

[00:05:34] 聞こえてる

[00:05:35] 聞こえてるよ

[00:05:37] 溶暗していく　数ある命に

[00:05:40] キャンドルサービスなど　誰もしてくれない

[00:05:42] 健気なマッチ売りの少女なんて

[00:05:45] もうどこにも見当たらない

[00:05:47] 今にも　この雨に　鎮火されてしまいそうな　この炎を

[00:05:51] それでも　まだ　微かに　灯る　この心の灯火を

[00:05:55] ぼくらは　どうやって　燃やし続ければいいのだろうか

[00:06:02] 生きているよ　生きているよ

[00:06:11] 生きているよ　生きているよ

[00:06:20] 聞こえているか　届いているか

[00:06:25] 恵まれた家庭でぬくぬく育ったパシフィストたち

[00:06:29] 教科書でしか社会を学ばなかったポリティシャン

[00:06:32] 人とさえ関わらず頭ん中で勝手に地球回してるフィロソファーども

[00:06:37] ふざけんじゃねえよ

[00:06:38] 誰が　わたしを　幸せにしてくれるの

[00:06:41] なにが　わたしを　満たしてくれるっていうの

[00:06:44] 感情なんて全て一過性のものでしょ

[00:06:48] わかんないよ　ねぇ　もう　わかんないよ　わかってたまるかよ

[00:06:52] 理由などないさ

[00:06:57] ねぇ　そばにいてよ　見つめてよ

[00:07:02] 今だけでも　抱きしめてよ

[00:07:07] 愛してるも　大好きよ　も　言えないけど

[00:07:13] キスをしよう　手を握って

[00:07:18] 今だけはさ　キスをしよう

[00:07:22] やがて　雨が　止んだなら

[00:07:26] ねぇ　神様　ぼくらの　出逢いを　裁いてよ

[00:08:10] さよなら

[00:08:13] おわり