《沓掛時次郎》歌词

[00:00:00] 沓掛時次郎 - 島津亜矢 (しまづ あや)

[00:00:09] 詞：宮沢守夫

[00:00:19] 曲：村沢良介

[00:00:28] 意地の筋金　一本通し

[00:00:41] 義理と仁義の　道を行く

[00:00:54] やむにやまれず　長脇差を

[00:01:01] 抜けば仏が　また増える

[00:01:08] 片手拝みの　片手拝みの

[00:01:15] 時次郎

[00:01:24] 「渡世の道は無情なものでございます

[00:01:28] 一宿一飯の恩義から

[00:01:31] おきぬさんの大事な

[00:01:33] ご亭主の命を奪い

[00:01:36] 太郎吉を父無しっ子にさせちまった

[00:01:40] 詫びてすむことじゃござんせんが

[00:01:43] これからは　二人の身を守ることが

[00:01:46] この時次郎の

[00:01:47] せめてもの罪ほろぼしで　ございます

[00:02:03] 追われ鴉が　流れて着いた

[00:02:16] 風の熊谷　仮の宿

[00:02:29] 残るこの子が　不憫なら

[00:02:36] 死んじゃいけねえ　おきぬさん

[00:02:43] 涙こらえる　涙こらえる　時次郎

[00:02:59] 「泣くんじゃねえ　太郎吉

[00:03:04] おっかさんは

[00:03:05] 天国の父のところへ

[00:03:07] 行ってしまったんだ

[00:03:09] 死んだおきぬさんの夢でも見たのか

[00:03:13] 目から　うっすらと　涙がにじんでる

[00:03:19] 太郎吉の寝顔を見ていると

[00:03:22] 不憫でならねぇ

[00:03:25] どうか　おきぬさん天国で

[00:03:28] 見守ってやって

[00:03:29] おくんなせぇ

[00:03:32] 三人で川の字に寝た夜を

[00:03:36] 思い出しておりやす」

[00:03:44] 生まれ故郷の　浅間をしのび

[00:03:57] 唄う追分　子守唄

[00:04:10] 笠と合羽を　投げ捨てて

[00:04:17] 堅気姿で　戻りたい

[00:04:24] 男　沓掛　男　沓掛　時次郎