《虹色団地の神隠し (虹色住宅区的神隐)》歌词

[00:00:00] 虹色団地の神隠し (虹色住宅区的神隐) - 触媒ファントムガール

[00:00:09] 詞：触媒ファントムガール

[00:00:18] 曲：触媒ファントムガール

[00:00:28] 蝉も啼かない真夏の午後

[00:00:30] 秘密基地で内緒話

[00:00:34] 今日の夜は花火大会

[00:00:36] 何処から見るか駄弁っていた

[00:00:39] 君が聞かせる恐い噂

[00:00:42] それは「虹色廃墟の神隠し」

[00:00:45] 入ったら戻って来れやしない

[00:00:48] 町で一番高い場所

[00:01:02] 「おどかしたりしないでよね」

[00:01:04] 「そんなことしたり

[00:01:06] なんかしないし」

[00:01:07] 掻き分け進む背高草

[00:01:10] 妖怪団地が見えて来た

[00:01:13] ヒグラシが啼き始めて

[00:01:16] 踏み込んだ摩天楼

[00:01:19] ひっそりとした団地の中

[00:01:22] 屋上の扉目指して

[00:01:25] はっと気付くと独りぼっち

[00:01:27] 君を呼んでも返事は無い

[00:01:30] 遭ってしまった神隠し

[00:01:33] 「悪戯なら止めてよ」

[00:01:36] 轟き響いた逢魔時の放送塔

[00:01:39] 二進も三進も夕闇に消えて

[00:01:41] ぞろぞろ蠢く暗がり

[00:01:44] 手招きする奇々怪々

[00:01:47] オドロに這い出た

[00:01:49] 魑魅魍魎の百鬼夜行

[00:01:50] 彼方も此方も物の怪だらけ

[00:01:53] ぽろぽろ泣き出す怖がり

[00:01:55] 君を捜して走ってく

[00:02:10] 何も見えない常夜の底

[00:02:12] 果てしなく続く部屋と回廊

[00:02:15] 君の姿は見当たらない

[00:02:18] 這い寄る闇から逃げ回る

[00:02:21] お化けなんて居る筈がなくて

[00:02:24] 幽霊なんて信じたくなくて

[00:02:27] だってそうじゃないと

[00:02:29] 駄目だって

[00:02:29] 「だって」なんて

[00:02:31] あれなんでだったっけ

[00:02:32] 泪目よぎる君の影

[00:02:35] 駆けて行く彼岸の方

[00:02:38] やっと見つけられたのに

[00:02:41] やっともう一度逢えたのに

[00:02:44] ちょっと待ってと叫んでも

[00:02:46] 君に声は届きはしない

[00:02:49] 必死になって追いかけっこ

[00:02:52] 「悪い夢なら醒めてよ」

[00:03:06] ああそうだ

[00:03:07] 想い出した

[00:03:09] 祭り囃子と南風

[00:03:12] 前にも二人でこうやって

[00:03:15] 暗がり夜道走ったんだ

[00:03:17] 忘れてしまいたかったのに

[00:03:20] 忘れられる訳ないのに

[00:03:23] 彼方側と此方側

[00:03:26] 狭間を彷徨っていた

[00:03:50] 扉の向こう側辿り着いた屋上

[00:03:55] 君は待ってくれていた

[00:03:58] 満点の星空

[00:04:01] 全部想い出しちゃったんだ

[00:04:03] 堪えた泪溢れていく

[00:04:06] 君は優しく笑っていた

[00:04:09] 「あの日」のように

[00:04:11] 煌めき弾けた虹色の花火

[00:04:14] 一つ二つ三つ四つ幾つも咲いて

[00:04:17] キラキラ瞬く輝き君と重ねた掌

[00:04:22] 心に残った鮮やかな光

[00:04:25] 五つ六つ七つに眩しく染めて

[00:04:27] ぽろぽろ泣いてる今際に

[00:04:30] 君と交わした約束

[00:04:33] 「どうか消えないで」

[00:04:38] 「いつも側に居るから」

[00:04:43] 心に還した魑魅魍魎の百鬼夜行

[00:04:46] ぎゅっとずっとこの胸に抱いて

[00:04:49] ぽろぽろ泣くのは最後に

[00:04:51] 君の笑顔忘れないよ