《海の魔女》歌词

[00:00:00] 第十三巻　509ページ…

[00:00:09] 私は馬鹿だ…そう沈んでから気付いた…私は

[00:00:14] 唯…歌いたかった

[00:00:17] 唯…この歌を聴いて欲しかった

[00:00:21] 唯…それだけだった…

[00:00:56] 蒼い波の雫　照らす…月は冷たく

[00:01:03] 大きな岩場の陰(シェイド)　庭舞台(テラス)…夜は冷たく

[00:01:11] 聴いて…嫌や…聴かないで　空を呪う歌声

[00:01:18] 恨み唄…いや…憾み唄　海を渡る歌声

[00:01:27] 楽しければ笑い　悲しければ泣けば良いでしょう

[00:01:34] けれど今の私には　そんなことさえ赦されぬ

[00:01:42] 私はもう人間(ひと)ではない　歌うことしか出来ぬ

[00:01:50] 悍しい化け物へと変わり果てていた…

[00:01:59] 生きることは罪なのだろうか…望むことは罪なのだろうか…

[00:02:05] 歴史よ…アナタの腕に抱かれた　彼女達は言うだろう

[00:02:10] 「アナタの愛は要らない…私はそんなモノを愛とは呼ばない」と…

[00:02:14] 嵐を導く哀しい歌声は　白鴉の途を遮るかのように…